彼氏とホテルに泊まった翌朝、私は腕の熱っぽさで目を覚ました。
布団から腕を出した瞬間、思わず息をのんだ。
肘の内側から上腕にかけて、小さな膨らみが無数に並んでいた。
一つ一つは米粒より小さい。
しかし同じ形が密集し、網目のような模様になっている。
「ちょっと見て」
隣で眠っていた彼氏を起こすと、彼は私の腕を見て眉をひそめた。
「ダニじゃない?」
「でも、かゆくない」
「じゃあ汗疹とか?」
私にも分からなかった。
昨夜、シャワーを浴びた時には何もなかった。
新しい薬も飲んでいない。
夕食も、普段から食べている物ばかりだった。
私は腫れを確かめようと、手のひらで軽く叩いた。
すると数分後、叩いた場所の周囲まで赤みが広がった。
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