雰囲気のいい喫茶店を見つけた。
木目調の家具に、落ち着いた照明。
店内にはゆっくりした音楽が流れ、コーヒーの香りが漂っていた。
せっかくなので、私はコーヒーと一緒にコーヒーゼリーを注文した。
しばらくすると、白いクリームがたっぷりかかったゼリーが運ばれてきた。
黒いゼリーと淡い色のクリームが混ざり、見た目にもおいしそうだった。
ひと口食べると、コーヒーの苦みとクリームの甘さがちょうどいい。
「やっぱり喫茶店のデザートは違うな」
私は勝手に、店内で丁寧に作られたものだと思い込んでいた。
食べ進めるうちにクリームが減り、底に沈んでいたゼリーが見えてきた。
最後に残った1個をスプーンですくおうとしたとき、その表面に黒い模様があることに気づいた。
最初はコーヒー豆の欠片か、何かが付着しているのだと思った。
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