ベッドに横たわった私の脚を見て、姉は言葉を失った。
両脚には鱗のようなタトゥーが広がっている。
手前に伸ばした脚は赤みが強く、表面が光って見えた。
「またタトゥーを入れたの? だからこんなに赤いんじゃない?」
「違う。今、彫ったものじゃないよ」
「でも、脚がこんな状態なのに」
姉が心配してくれているのは分かる。
ただ、模様を見た途端に原因まで決められると、今起きている変化を説明できなくなる。
両脚の模様を入れたのは3年前だ。
「昨日も彫ってたんじゃないの」と言われ、私はまずそこを訂正したかった。
スマホに残っていた古い写真を開く。
そこには、今と同じ鱗模様が両脚に写っていた。
撮影時期も画面に残っている。
「これを見て。3年前の写真だよ」
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