「昔の私は、もっと輝いていたはずなのに……」
スマホのアルバムを整理していた時、1枚の写真を見つけた。
そこに写っていたのは、中学1年生の頃のテスト結果。
国語98点。
社会100点。
数学97点。
理科98点。
英語100点。
合計493点。
平均点は382.1点。
自分でも驚くくらい、必死に勉強していた時期だった。
毎日学校から帰ると机に向かった。
テレビを見る時間を減らした。
友達が遊んでいる休日も、問題集を開いた。
「将来のために頑張るんだ」
そう信じていた。
先生からも、
「あなたならきっといい高校、いい大学に行けるよ」
と言われた。
親も期待してくれていた。
私は、自分の未来は明るいものだと思っていた。
でも……
大人になった今の私は。
扶養内パート。
時給1100円。
仕事内容は決して嫌いではない。
職場の人にも恵まれている。
でも、ふとした瞬間に胸が苦しくなることがあった。
「私、中学生の頃はあんなに頑張っていたのに」
「493点取っていた私は、どこに行ったんだろう」
そんな気持ちになることがあった。
短大へ進学した。
その後、地元の中小企業へ就職した。
最初は頑張ろうと思った。
学生時代と同じように、一生懸命やれば認めてもらえると思っていた。
でも現実は違った。
仕事を覚えても評価されない。
ミスをしていないのに責められる。
上司から強い言葉を浴びせられる日々。
少しずつ自信を失っていった。
そして、限界になって退職した。
辞めた後、私は何度も考えた。
「もっと違う道があったんじゃないか」
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