中学時代、私は毎日学校へ行くことが怖かった。
理由は、同級生だった佐江の存在だった。
佐江は、クラスの中心にいるタイプの女の子だった。明るくて、話が上手で、周囲の人間を巻き込む力もあった。しかし、その裏側には、人を見下すことでしか自分の価値を確認できないような一面があった。
私は昔から真面目な性格だった。
先生の言うことを守り、困っている人がいれば助ける。
間違っていることには素直に「違う」と言う。
今思えば、それは決して悪いことではなかった。
でも、佐江にとっては、それが気に入らなかったらしい。
「正論ばっかりでつまらない」
「いい子ぶってる」
「そういうところがムカつく」
そんな陰口が少しずつ広がり、いつの間にか私はクラスで孤立していた。
最初は無視される程度だった。
でも、次第に持ち物を隠されたり、聞こえるように悪口を言われたり、周囲を巻き込んだ嫌がらせまで始まった。
学校に行く準備をするだけで胃が痛くなる。
玄関に立つだけで涙が出る。
そして私は、とうとう不登校になった。
あの頃の私は、自分の人生がそこで終わったように感じていた。
しかし、時間は止まらなかった。
学校へ行けなかった期間、私は自分自身と向き合った。
通信教育で勉強を続け、大学へ進学した。
大学では、初めて「自分を否定しない人たち」と出会った。
真面目であることは欠点ではない。
努力することは恥ずかしいことではない。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=qiee-iNyGFk,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]