「請求額、10万7679円……?」
故障していたエコキュートの修理が終わり、作業員から渡された請求書を見て、私は思わず数字を二度見した。
部品代は2万3890円。出張料は6200円。
そこまでは理解できた。
しかし、技術料が6万7800円と記載されていたのだ。
作業時間は約2時間。もちろん、専門知識や経験に対して費用がかかることは分かっている。
けれど、修理前に聞いていたのは「部品交換が必要になるかもしれません」という説明だけで、10万円を超えるとは聞いていなかった。
私が作業員に、
「技術料6万7800円の内訳を教えていただけますか」
と尋ねると、返ってきたのは、
「会社の規定なので、私には分かりません」
という言葉だった。
修理は終わっているため、その場で争うつもりはなかった。私は請求書を受け取り、交換した部品の名称、作業開始と終了時刻、作業内容を書面で出してもらうようお願いした。
翌日、修理会社へ電話した。
担当者は最初、
「エコキュートは専門機器ですから、そのくらいかかる場合もあります」
と繰り返すだけだった。
そこで私は、メーカーの相談窓口と別の認定業者へ、請求書の写真を見せて確認した。
どちらも「金額だけで高いとは断定できない」としながらも、
「技術料の対象となった作業項目と、事前説明の有無は確認した方がいい」
と教えてくれた。
私はその回答をメモし、修理会社へ改めて連絡した。
「値下げだけを求めているのではありません。6万7800円が、どの作業に対する金額なのか知りたいんです」
そう伝え、作業報告書と料金表の提示を求めた。
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