京都の朝は、本来なら静かな空気に包まれている。
石畳の道。
古い町並み。
季節の花。
観光客が楽しみにする美しい景色。
しかし、ある日。
私はいつもの通勤途中で足を止めた。
「……またか」
そこには、道端に散乱したペットボトル。
飲み終わった容器。
食べ物の袋。
使い捨ての傘。
すぐ横には、
「ポイ捨て禁止」
「美しい川を守りましょう」
という注意書きが立っていた。
なのに、その下には大量のゴミが置かれていた。
正直、胸が痛くなった。
私は京都で生まれ育ったわけではない。
でも、この街で暮らすようになってから感じたことがある。
夜でも安心して歩けること。
道がきれいに保たれていること。
小さな店でも丁寧な接客をしてくれること。
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