翌朝、私は破れた退職願を透明な袋へ入れ、院長とのメッセージを紙に印刷した。
相談窓口の担当者から最初に言われたのは、感情的に言い返さず、事実を時系列で残すことだった。
私はノートに、院長から「給料を払えない」と告げられた日時、退職願への署名を求められた日時、拒否した後に紙を破られた状況を書いた。
さらに雇用契約書、直近6か月分の給与明細、勤務表、銀行口座の入金記録も保存した。
「退職願には署名していません。明日から出勤しなくていいですか?」
私が確認すると、担当者は即答を避けた。
「自分の判断だけで突然出勤をやめると、後で無断欠勤だと主張される可能性があります。勤務するのか、いつ雇用が終了するのか、院長に書面で確認してください」
担当者は続けた。
「院長にお金がないという説明だけで、すでに働いた分の賃金が消えるわけではありません。決められた支払日を過ぎても入金がなければ、給与明細や勤務記録を持って労働基準監督署へ相談してください」
そこで私は院長へ、短い文章を送った。
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