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「これは終わりでしょ…」叫び声の3分後、トイレのドアが無残に割れていた。直前に出てきたのは今年入社した新卒社員→本人「知りません」しかし記録を確認すると…
2026/09/07

「うわあああっ!」

午後3時過ぎ、廊下の奥から突然、大きな叫び声が聞こえた。

事務所にいた全員が顔を上げた。

「今の何?」

私は椅子から立ち上がり、声がしたトイレの方へ向かった。

すると途中で、今年入社したばかりの新卒社員とすれ違った。

顔は真っ赤。

呼吸も少し荒い。

こちらとは目を合わせず、足早にその場を離れていった。

「……どうした?」

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声をかけても、

「いや、別に何でもないです」

それだけ。

妙な胸騒ぎがした。

そしてトイレの前まで行った瞬間、私は立ち止まった。

「嘘だろ……」

個室のドアの中央が、大きく割れていた。

木目調の表面は裂け、中の素材まで見えている。

明らかに自然に壊れたようには見えない。

さっきの叫び声。

直後に出てきた新卒。

そして、このドア。

周囲にいた社員たちも集まってきた。

「これ蹴ったんじゃない?」

「さっき出てきたの、あいつだよな」

「新卒でこれは終わりでしょ」

そんな声が次々に上がった。

課長まで現場を見て、

「これはさすがに会社として放置できないな」

と険しい顔をした。

しかし私は、すぐ本人を犯人扱いするのはやめた方がいいと思った。

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状況的にはかなり怪しい。

それでも「近くにいた」というだけで決めつければ、後で話が変わった時に面倒になる。

まず壊れたドアをスマホで撮影。

発見時刻も記録した。

さらに、その時間帯に誰がトイレ周辺を通ったのか確認することになった。

数十分後。

新卒社員が会議室へ呼ばれた。

最初は、

「知りません」

「入った時から少し壊れてました」

と言っていた。

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