自民党内で浮上した「高市早苗氏と麻生太郎氏は関係修復したのではないか」という見方に対し、元朝日新聞記者の佐藤章氏は、まったく違う読み筋を示した。表向きは結束。だが、その裏側では、むしろ対立の火種がさらに濃くなっているというのだ。
きっかけは、高市政権を支える議員グループ「国力研究会」の発足報道だった。発起人には麻生太郎氏、小泉進次郎氏、小林鷹之氏、茂木敏充氏らの名前が並び、一見すれば、自民党が高市政権のもとで一致結束したようにも見える。
実際、この新グループは高市政権の政策推進を支える動きとして報じられている。
しかし佐藤氏は、そこにこそ“演出”があると見る。麻生氏の名前が発起人に入ったからといって、両者の溝が埋まったわけではない。むしろ、高市氏と麻生氏の対立構図が世間に広がることを恐れた周辺が、あわてて「結束しているように見える形」を作ったのではないか、というのが佐藤氏の見立てだった。
その裏で動いたとされるのが、小林鷹之氏、いわゆる“コバホーク”である。佐藤氏の解説によれば、小林氏が麻生氏側の議員を説得し、麻生氏に発起人として名前を貸してもらう流れを作ったという。つまり、麻生氏が積極的に高市政権を支え始めたのではなく、党内対立の印象を薄めるために、しぶしぶ形を整えたという構図だ。
では、なぜ麻生氏はそこまで高市氏に距離を置いているのか。
佐藤氏が問題視した一つが、高市氏の外交演出である。オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相との会談写真や、海外首脳との親密さを強調する見せ方について、党内や官僚の間には違和感が広がっているという。政治は見せ方も重要だが、国家を代表する首相の振る舞いとして、軽く見えすぎるのではないか。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=OU1HFgNxB4E,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]