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「1万円包んでおけば許されると思った?」松山で駐車違反の標章を貼られた車を発見。ワイパーには“ご迷惑をおかけしてごめんなさい”という謝罪文と現金入りの封筒が挟まれていた。怒りを抑えた私が、駐車位置と時刻を撮影して警察へ連絡した瞬間、電話口の空気が一気に変わった。
2026/07/13

最初にその車を見つけた時、私は思わず足を止めた。

松山市内の道路沿い。

決して広い道ではない。

近くを車が何台も通り、時間帯によっては歩行者も多い場所だった。

そこに、一台の車が長時間停まっていた。

ハザードはついていない。

運転手もいない。

故障した様子もない。

ただ、当然のように道路脇を占領していた。

最初は、すぐ戻ってくるのだと思った。

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荷物を降ろしているだけかもしれない。

近くの店へ短時間立ち寄っただけかもしれない。

そう考えて、少し様子を見た。

でも、車は動かなかった。

十分。

二十分。

それ以上たっても、持ち主は戻らない。

通行する車は、そのたびに少し膨らんで避けていく。

後ろから来た自転車も、車道側へ出なければ通れない。

見ているこちらが怖くなるような状態だった。

「これ、危ないだろ……」

私はそうつぶやいた。

しばらくして、駐車監視員らしき人が現れた。

車の状態を確認し、時間を記録し、写真を撮っていた。

やがてフロントガラスに、黄色い紙が貼られた。

駐車違反の確認標章だった。

これで少なくとも、記録には残った。

私はそう思い、その場を離れた。

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しかし、数時間後。

同じ道を通った時、私はもう一度その車を見かけた。

まだ停まっていた。

そして、フロントガラスには新しいものが増えていた。

白い封筒。

その上に置かれた一枚の紙。

何が書いてあるのか気になり、少し近づいて見た。

そこには、こう書かれていた。

「大変申し訳ない事をしました」

「ご迷惑おかけして、ごめんなさい」

「こちらに少ないですが包んでいます」

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