息子の誕生日――家族で祝うはずの日に、妻は「大事な商談で出張」と嘘をついた。私は電話越しに一言だけ告げた。「分かった…不倫相手の部下くんによろしく」――その瞬間、私の中の何かが切れた。
七年の結婚生活、六歳の息子・僚太。妻は同期で営業部のエース、結婚当初は幸せそのものだった。しかし去年の誕生日、妻の態度は急変した。「今日は帰れない」と息子の顔も見ず、仕事のせいにして姿を消す日々が増えたのだ。
息子との時間は私と二人で過ごすことが当たり前になり、妻は家庭の温もりから遠ざかっていった。
誕生日の二か月前、私はプレゼントの相談をした。「今年はどうする?」妻は淡々と「用意はあなたに任せる」とだけ告げた。その言葉に胸が締めつけられた私は、自分で準備を決意。誕生日当日、息子の喜ぶ顔を見ながら、好きなハンバーグとチョコケーキを出すと、僚太の笑顔が私を救った。しかし夜八時を過ぎても妻は帰らず、やっとつながった電話から漏れ聞こえるのは、不倫相手の声――妻は温泉旅行に出かけていたのだ。
怒りと哀しみを通り越して、私は冷静に対応した。翌日、妻は疲れた顔で帰宅したが、会社はクビになっていた。
彼女の嘘、不倫、会社の横領――すべてが明らかになり、妻は職も家庭も失った。そして私は離婚届を差し出した。妻は文句を言いながらサインし、弁護士を通じて慰謝料と養育費の請求も進めた。息子の親子関係は確認済みで、妻の再就職もままならない。
それでも、私は息子と共に前を向いた。誕生日をやり直すために元同僚の友人も呼び、笑顔で祝う僚太の姿に胸が温かくなる。
この子だけは、絶対に守る――壊れた家庭で学んだ、唯一の真実だった。
嘘と裏切りは、必ず報いを受ける。だが、誠実さと愛は人を救う。息子と私は、新しい人生を静かに歩き始めたのだ。
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