小学生の頃、俺にはどうしても気になる同級生の女の子がいた。
名前は茜。家が近く、登下校も同じ班だった。明るくてよく笑う、クラスでも目立つ存在だった。
正直に言えば、俺は茜のことが好きだった。
だが当時の俺は、素直に気持ちを伝える方法を知らなかった。
話しかけ、ちょっかいを出し、反応が返ってくるのが面白くて、毎日のように構い続けた。
その結果、茜は俺だけを徹底的に毛嫌いするようになった。
俺が近づくだけで露骨に嫌な顔をし、大声で怒る。
それでも俺たちは家が近く、朝から夕方まで顔を合わせる環境だったため、距離が完全に離れることはなかった。
そんなある朝、登校班の集合場所で茜を待っていると、彼女の母親がやって来た。
「今日はお休みするわ。待たせてごめんね」
それだけ言われ、その日は普通に学校へ行った。
だが、それを境に茜は学校へ来なくなった。
数日後、担任の先生から「茜さんは転校しました」と告げられた。
あまりに突然で、クラス中が騒然とした。俺も、何も知らされていなかった。
毎日顔を合わせていた存在が、いきなりいなくなる。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=vokXERkxhDw,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]