11月28日、18時39分。この日は私にとって、忘れられない日となりました。2歳4ヶ月という、まだまだ若いあまねが私たちの元から突然旅立った日。あの日の出来事を、私はまだ信じられずにいます。
朝から穏やかな一日が始まりました。あまねはいつも通り、窓の外を眺めては、鳥たちの鳴き声に耳を傾けるのが日課でした。私はその姿を見守りながら、心の中で「今日はどんな一日になるのだろう」と思いながら過ごしていました。
あまねはまだ元気で、いつも通りミルクを少し飲んでくれました。いつもと変わらない日常。そんな平穏無事な時間が、あの瞬間まで続くはずだったのです。
しかし、夕方になった頃、様子が少しおかしくなりました。あまねは突然、少し苦しそうに見えました。最初は気のせいだと思っていましたが、次第にその表情が険しくなり、呼吸も浅く、重くなってきました。私たちはすぐに病院に連れて行こうとしましたが、その時にはもう手の施しようがなく、医師からは「もうお別れの時です」と告げられました。
その時の私は言葉を失いました。あまりにも突然で、あまりにも早すぎる別れに、心がついていけませんでした。まだ2年2ヶ月という、あまねとの日々はあっという間に過ぎ去ってしまったように感じました。
これから一緒に過ごすはずだった時間が、すべて突然奪われたのです。
あまねは私たち家族にとって、ただのペットではありませんでした。あまねの可愛さと賢さは、どんな言葉でも表現しきれないほどでした。毎朝、寝坊している私の側で、無理に起こしに来るあまねの元気な姿や、昼間には膝にちょこんと座って、甘えてくれるあまねの優しさ。彼女のすべてが愛おしくて、かけがえのない存在でした。
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