「……え?」
仕事終わり、駐車場に向かった私は、その場で立ち尽くした。
つい3日前に納車されたばかりの愛車。
まだ新車の匂いが残っている。
傷ひとつなく、大切に乗ろうと思っていた車だった。
それなのに――
サイドガラスが粉々になっていた。
地面には大量のガラス片。
ドアの横には、無数の破片が散らばっている。
一瞬、何が起きたのか理解できなかった。
「誰かに割られた?」
最初に頭をよぎったのは、いたずらや事故だった。
でも周囲を見渡しても、不自然なものはない。
駐車していた場所にも石は落ちていない。
隣の車にも傷はない。
防犯カメラがある場所でもなかった。
昼休みに車を確認した時は、何も問題なかった。
普通に停まっていた。
それが、帰宅しようとした数時間後にはこの状態。
納車から3日。
まだ数回しか運転していない車だった。
「お願いだから、経年劣化であってほしい……」
そう願うしかなかった。
しかし、冷静になって考えると疑問が浮かんだ。
新車のガラスが、たった3日で自然に割れることなんてあるのか?
私は写真を撮り、販売店へ連絡した。
「納車されたばかりなのですが、サイドガラスが突然割れていました」
担当者も驚いた様子だった。
「3日ですか……一度状態を確認させてください」
翌日、ディーラーで詳しく見てもらうことになった。
そこで確認されたのは、
・ガラス周辺の傷
・外部からの衝撃跡
・飛び石の可能性
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