その日は朝から仕事と家事が重なり、私は自分で思っていた以上に疲れていた。
午後6時に帰宅して夕食を作り、息子の宿題を見て、お風呂へ入れる。
食器を片づけたころには午後8時を過ぎていた。
息子は寝室へ向かう前、私の服の裾をつかんだ。
「ママ、今日は一緒に寝られる?」
最近の私は、
「あとで行くね」
と言いながら、そのままリビングで寝落ちすることが増えていた。
朝になると息子は何も言わず、1人で起きてくる。
寂しいと言われたことはなかった。
だから私は、息子も1人で眠ることに慣れたのだと思い込んでいた。
「洗濯物を畳んだら、必ず行くよ」
そう約束すると、息子は何度も振り返りながら寝室へ入った。
私はソファの前へ洗濯物を広げ、タオルを数枚畳んだ。
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