渡部健人の戦力外が決断された理由――“おかわり三世”と呼ばれた男に突きつけられた厳しすぎる現実
かつて、埼玉西武ライオンズの未来を背負う存在として、大きな期待を集めた男がいた。
渡部健人。
2020年ドラフト1位。桐蔭横浜大学で大学通算45本塁打を放ち、規格外のパワーを武器にプロの世界へ飛び込んだスラッガーである。その体格と長打力から、ファンの間では「おかわり三世」と呼ばれた。
中村剛也の後継者になる。そう信じた西武ファンも少なくなかった。
しかし、球団が下した結論は戦力外だった。
ドラフト1位で入団してから、わずか5年。将来の主砲候補として期待された男は、一軍に定着することなくライオンズを去ることになった。
振り返れば、始まりは決して悪くなかった。ルーキーイヤーには二軍で本塁打と打点の二冠に輝き、そのパワーが本物であることを示した。一軍デビュー戦ではプロ初本塁打も放ち、誰もが「ここから始まる」と思った。
だが、そこから先が続かなかった。
2023年には自己最多となる57試合に出場し、6本塁打を記録したものの、レギュラー定着には至らない。そして勝負の年と見られたシーズンでは、一軍出場なし。
期待は少しずつ失望へ変わり、最後は静かに戦力外通告が告げられた。
なぜ、渡部は伸びきれなかったのか。
第一の理由は、技術的な壁だった。
二軍では圧倒的なパワーを見せても、一軍の投手は甘くない。150キロを超えるストレート、鋭い変化球、弱点を徹底して突く配球。その中で、渡部のバットは何度も空を切った。
特に速球への対応は課題とされていた。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=JI3nfEkuVPY,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]