野村克也が認めた“本物の捕手”7人――名将が絶賛したキャッチャーたちの共通点
野村克也という名前を聞けば、多くの野球ファンは「捕手」というポジションの重みを思い出す。
現役時代は南海の名捕手として君臨し、監督になってからはID野球を掲げ、数多くの選手を育て上げた。そんな野村が、キャッチャーとして本当に能力を認めた選手がいる。
今回は、野村克也が高く評価した7人の名捕手を振り返る。
まず外せないのが、古田敦也である。
大学時代、眼鏡をかけているという理由で指名漏れを経験した古田は、その悔しさを胸に社会人を経てヤクルトへ入団した。当初、野村は古田について「肩は一流、打撃は二流、リードは三流」と辛口に評していた。
しかし古田は、ただ落ち込む選手ではなかった。野村に関する本を読み込み、監督の考えを理解しようと徹底的に学んだ。その結果、1年目から正捕手として出場し、ゴールデングラブ賞を獲得。盗塁阻止率では驚異的な数字を残し、やがて野村から「野球の天才」とまで評される存在となった。
次に名が挙がるのが、谷繁元信である。
谷繁は、打者の立ち位置や仕草の変化を見逃さない観察眼を持っていた。野村が重視した「無形の力」、つまり洞察力、判断力、記憶力、データを使う力を磨き続けた捕手だった。
谷繁はプロ野球最多出場記録を更新し、3021試合という大記録を打ち立てた。その背景には、野村という巨大な目標があった。野村から「肩のメンテナンスだけはしっかりしておけ」と助言されたことも、長く現役を続ける支えになったという。
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