高校卒業から二年。
突然、私のスマホに一通のメッセージが届いた。
送り主は、高校時代の同級生だった美穂。
「香織、久しぶり!元気だった?」
懐かしい名前を見た瞬間、私は少し違和感を覚えた。
なぜなら、美穂とは卒業以来、一度も連絡を取っていなかったからだ。
「どうして私のLINE知ってるの?」
そう聞くと、美穂は軽い調子で答えた。
「普通に高校の友達に聞いただけだよ。
香織ってLINE変えたんだね?教えてくれればよかったのに」
まるで昔から親しい友人だったかのような態度。
でも、私の中にある高校時代の美穂との記憶は、決して楽しいものではなかった。
同じ部活だった。
けれど、本当の意味で仲が良かったわけではない。
むしろ、私は美穂との関係を思い出したくないと思っていた。
「私たちって、そんなに仲良かったっけ?」
私がそう言うと、美穂は笑った。
「何言ってるの?私たち超仲良しだったじゃん」
その笑顔を見て、私は確信した。
この女は、何も変わっていない。
「楽しかった思い出より、嫌な思い出の方が多いかな」
そう伝えると、美穂の表情が少し変わった。
「やっぱりまだ根に持ってるんだ」
「何のこと?」
私がとぼけると、美穂は嬉しそうに口元を歪めた。
「忘れるわけないじゃん。私たちの一番の思い出」
そして、彼女は言った。
「香織の彼氏、三回も私が取ったこと」
その瞬間、高校時代の嫌な記憶が蘇った。
美穂は昔から、人のものを奪うことに優越感を感じるような人間だった。
「それを思い出って言うの?」
私は冷静に返した。
「私にとっては、ただ傷ついた出来事だけど」
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=q5NhM6mMCiQ,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]