ある日の昼休み、貴美子は産婦人科の定期検診を終え、嬉しい報告をするために淳へ電話をかけた。
「赤ちゃんの性別が分かったよ。男の子だって」
本当なら、夫婦で喜びを分かち合うはずの瞬間だった。お腹の中で少しずつ成長していく我が子。その存在を、夫にも一緒に感じてほしかった。
しかし、電話越しの淳の反応は思っていたものとは違った。
「男には正直、まだ実感なんて湧かないよ」
その言葉に、貴美子の胸には小さな違和感が残った。
さらに淳は、信じられない本音を口にし始めた。
「妊娠してから、君はどんどん女じゃなくなっていく気がする」
「おばさん化して、俺の理想から離れていってる」
貴美子は耳を疑った。
妊娠による体の変化は、命を守るために必要なものだ。以前と同じ体型や生活を維持できるはずもない。それなのに、最も支えてほしい存在である夫から否定されるとは思ってもいなかった。
そして、淳はさらに衝撃的な告白をした。
「実は、他に付き合っている人がいる」
相手の女性はサリという若い女性だった。
淳は悪びれる様子もなく言った。
「彼女は綺麗で優しい子なんだ」
「君も会ってみれば気に入ると思う」
まるで不倫相手を紹介することが、何も悪いことではないかのような口調だった。
「浮気しているのは私のせいなの?」
貴美子が問いかけると、淳は自分勝手な理由を並べた。
「子供が生まれたら自由がなくなると思うと怖い」
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=zHaiiOMDngM,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]