近所で開かれるお祭りの準備をしていたとき、地域の子どもたちに楽しんでもらえる出し物として、金魚すくいを用意することになりました。
最近は金魚すくいを見かける機会も減っています。
せっかくなら、子どもたちが浴衣姿でポイを持ち、夢中になって金魚を追いかける昔ながらのお祭りを味わってほしい。
そんな気持ちで、私は金魚の手配を引き受けました。
「少ないより、多いほうが絶対に盛り上がる」
そう思って仕入れたのですが、実際に届いた金魚を見て、少しだけ不安になりました。
想像していたより、かなり多かったのです。
赤い金魚だけでなく、黒やまだら模様のものまで、袋の中を所狭しと泳いでいます。
お祭りまでの間、当然どこかで待機させなければなりません。
しかし、家にはこれだけの金魚を入れられる大きな水槽もありません。
小さなバケツへ分けるには数が多すぎます。
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