「令和3年12月分の給食費5600円が未納です。期限までに納付してください」
その通知を見た瞬間、私は思わず声を上げた。
「は?」
息子は今、小学5年生。
保育園を卒園してから、もう何年も経っている。
それなのに突然届いたのは、普通の案内でも督促状でもなく、赤字で「催告書」と書かれた封筒だった。
納期限は、発行日からわずか14日後。
この5年間、電話も手紙も一度もなかった。
園から未払いを指摘されたこともない。
卒園時にも、何も言われなかった。
それなのに今になって、まるで私が長期間支払いを無視してきたかのような書き方をされている。
私はすぐに市役所の担当部署へ電話をかけた。
「令和3年12月分が未納と書かれていますが、なぜ今まで一度も連絡がなかったんですか?」
担当者は、淡々と答えた。
「こちらのシステムでは未入金となっています」
「当時の領収書を確認していただけますか?」
私は耳を疑った。
「5年前の領収書ですか?」
「そちらは5年間何も確認しなかったのに、私には5年前の証拠を今すぐ出せと言うんですか?」
相手は少し間を置いた後、同じ説明を繰り返した。
「システム上、入金が確認できませんので」
まるでシステムに「未納」と表示されていれば、それだけで私が払っていないと決まるような口ぶりだった。
「では、市役所側には当時の請求明細がありますか?」
「督促状を送った記録は?」
「電話をかけた記録は?」
「保育園と照合した記録は残っていますか?」
担当者は、すぐには答えられなかった。
最後には「確認して折り返します」と言い、電話は終わった。
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