「病院代が高かったのは覚えているけど、確定申告は面倒でやっていない」
そんな人がとても多いのが日本の現実です。しかし、医療費控除という制度を正しく使えば、納めすぎた税金を取り戻せる可能性があります。

そして最新の制度では、申告し忘れていた過去の分であっても、5年前までさかのぼって“還付申告”をすることができるのです。

これは国税通則法に基づいて認められています。

■ 医療費控除って何？

医療費控除とは、1年間（1月1日～12月31日）に支払った医療費が一定額を超える場合、その超えた分を所得から差し引くことができる制度です。
支払った税金が減るため、所得税や住民税の還付・軽減につながります。

たとえば、1年間に家族で30万円の医療費を支払った場合、

控除対象額の基準は「10万円」か「所得の5%（所得200万円未満）」のいずれか低い方

→ 多くの人の場合は「10万円」になるので、
控除額の元になるのは約20万円分です。

税率が合計20%前後の人なら、
20万円 × 約20% ≒ 約4万円

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