国会の空気が一気に張り詰めたのは、立憲民主党の蓮舫氏が静かに、しかし明確な意図をにじませながらマイクを握った瞬間だった。
議場に漂っていた通常の質疑応答の流れは、その一言で鋭く切り裂かれることになる。テーマは、韓国前大統領への贈賄捜査の過程で明らかになったとされる、旧統一協会関連のいわゆる「TM文書」。
その文書をめぐり、蓮舫氏は高市総理に対し、「出所不明の文書」「明らかに誤り」と過去に発言した認識は変わっていないのかと迫った。

一見すると、追及の形を取った正攻法の質疑に見えた。だが、その実態は、最初から「高市総理が事実を軽視していた」という印象を国民に植えつけるための、極めて計算された入り方だったとも言える。
蓮舫氏は、高市総理の名前が文書内に三十回以上登場すること、韓国の刑事裁判で証拠採用されていること、さらに教団側の関係者がその作成を認めていることなどを次々に並べ立てた。
言葉の勢いは強く、情報量も多い。しかし、その積み上げ方には、どこか異様な偏りがあった。全体像を丁寧に解明するというより、「高市総理は誤っていた」という結論へ無理やり導こうとする圧が先に立っていたのである。
これに対し、高市総理は慎重だった。
彼女は、当時その文書の性格が不明であったこと、自身の名前が出てくる箇所だけを確認したこと、その中には総裁選の候補者名や政治日程など、日本の政界で起きている既知の事実が書かれていたにすぎないことを、一つひとつ整理して説明した。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=HVxU226T7X8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]