「アレは嘘だったのか」――。そんな言葉が一気に広がった背景には、単なる国会の一場面だけでは片づけられない、もっと根深い空気の変化があった。片山大臣の「〇〇やめます」という発言が注目を集める一方で、テレビの世界では、これまで当然のように流されてきた“古い物語”そのものが揺らぎ始めていたのである。

その違和感を最も鮮やかに照らし出したのが、日本テレビ系の深夜番組で放送された「たりないふたり」だった。オードリー若林正恭と南海キャンディーズ山里亮太、約四年ぶりに再結成されたこの漫才ユニットが見せたのは、ただ笑えるだけの掛け合いではなかった。若林が、朝の情報番組で大谷翔平の話ばかりが流れる状況を皮肉り、テレビを何も考えずに見ている側にも、作っている側にも、静かに刃を向けていく。笑いの形を取ってはいるが、その中身は、明らかにオールドメディアへの挑戦状だった。
しかも相手役が、朝の帯番組を持つ山里亮太だったことが大きい。山里は以前、高市政権を必要以上に叩き続ける風潮に対し、それは国にとって良くないと発言し、強い批判を浴びた人物である。
現政権に媚びているとまで言われ、左派層から激しく攻撃された。そんな彼が、若林とともに、テレビの中でテレビを刺すようなネタを堂々と成立させた。その事実に、多くの視聴者は驚きと同時に、抑えきれない爽快感を覚えたはずだ。

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引用元:https://www.tiktok.com/@yamisoku/video/7583250168808574228,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]