休日の午前10時すぎ。
買い物から戻った私は、月極駐車場の入口で車を止めた。
自分の契約区画に、見知らぬ黒いハイエースが停まっていたからだ。
一瞬、駐車番号を間違えたのかと思った。
私はフロントガラス越しに、地面へ書かれた番号を確認した。
間違いない。
そこは毎月1万8000円を払い、私が契約している区画だった。
黒いハイエースは、中央へ堂々と停まっていた。
一時的に荷物を降ろしている様子でもない。
ハザードランプも点いていない。
ダッシュボードを確認したが、電話番号を書いた紙も置かれていなかった。
周囲を見回しても、運転手らしき人はいない。
実は、この区画へ無断駐車されるのは初めてではなかった。
1回目は、夜遅くに帰宅した時だった。
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