仕事で訪れた町で、昼食を取るため小さなラーメン店へ入った。
店内にはカウンターが10席ほど。
店主と親しそうに話す常連客が数人座っていた。
私はネギが苦手というだけではなく、食べると体調を崩すことがある。
そのため、注文する前に必ず確認している。
対応できない店なら、別の料理を選ぶつもりだった。
「このラーメン、ネギ無しにできますか?」
店主は私の顔を見て、すぐに答えた。
「はい、できますよ」
私は900円のラーメンを注文した。
注文を取った若い店員も、伝票へ何かを書き込んで厨房へ渡していた。
約10分後、目の前に丼が置かれた。
しかし、そこにあったのはネギ抜きのラーメンではなかった。
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