昼休み、僕は会社の近くにある小さなラーメン屋へ入った。
店内にはカウンターが9席あるだけで、昼12時を過ぎるとすぐ満席になる。
その日も入口には2人ほど並んでいた。
僕は券売機で醤油ラーメンの食券を買い、空いたばかりの席に座った。
しばらくすると、僕の隣に40代くらいの男性が案内された。
男性はラーメンの食券を店員へ渡しながら、メニューを指さした。
「すみません。小ライスも追加できますか?」
店員は厨房の方を確認してから、申し訳なさそうに頭を下げた。
「ごめんなさい。小ライスがもう終わってしまいまして」
「あ、そうなんですね」
男性は少し残念そうだったが、特に文句を言う様子はなかった。
僕も何気なくその会話を聞きながら、水を飲んでいた。
男性は一度、券売機の方へ顔を向けた。
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