ASEAN会議の会場に、張りつめた空気が流れたのは、韓国側の外交官が発した一言がきっかけだった。
「必要なのは結果とスピードです。前提など無意味です。日本は遅すぎる」
その瞬間、周囲の視線が一斉に集まった。
議題は、ASEAN諸国への支援と投資のあり方だった。若年層の雇用、インフラ整備、産業育成。どの国にとっても、待ったなしの課題である。韓国側はそこで、短期的に成果を出すことこそが正義だと強調した。
「信頼を積み上げるのに十年もかけていたら、その間に若者たちは機会を失う。動かない支援に価値はありません」
その言葉に、一部の出席者はうなずいた。確かに、ASEANの現場ではスピードが求められている。雇用はすぐに必要であり、投資は早く形にしなければ意味がない。理想だけを語っていては、経済は動かない。
そうした現実論に、一定の説得力があったのも事実だった。
しかし、会議の流れが韓国側に傾きかけたその時、日本側の代表が静かに口を開いた。
「速さには、二種類あります。結果に飛びつく速さと、続く仕組みを積み上げる速さです」
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=rda26SpL7Rs,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]