俺の名前は新太。
40歳。
昔から、
母は妹の美代子ばかり可愛がっていた。
もちろん、
妹が嫌いだったわけじゃない。
むしろ、
妹には幸せになってほしいと思っていた。
でも、
母の態度だけはずっと理解できなかった。
妹が失敗しても、
「仕方ないわね」
「美代子は優しいから」
そう庇う。
でも俺が何かすると、
「本当に要領が悪い」
「あなたは昔からダメね」
何をしても、
最初から評価されることはありませんでした。
大学時代。
俺は人付き合いが苦手でした。
友達と遊ぶより、
パソコンに向かう時間の方が多かった。
母はそれを見て言いました。
「そんなものばかり触って」
「将来何の役に立つの?」
俺は何も答えませんでした。
でも、
俺にとってパソコンは逃げ場所ではありませんでした。
自分の可能性を試すための道具だったのです。
大学生の頃、
小さなネットビジネスを始めました。
最初は失敗ばかりでした。
収入なんてほとんどありません。
だから家族には言いませんでした。
どうせ話しても、
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