「1620万円、全額下ろします。妹の手術費に必要なんです」
私は震える手で通帳を差し出した。
15年間、毎月9万円。
看護師として働きながら、食費も服代も削って積み立ててきたお金だった。
心臓病を抱える妹・桃の海外手術費。
それだけが、今の私に残された希望だった。
しかし銀行員は、画面を見つめたまま困った顔をした。
「あの……残高は160円です」
一瞬、言葉の意味が分からなかった。
「そんなはずありません。もう一度確認してください」
けれど何度見ても残高は変わらない。
しかも銀行員は言った。
「お客様、ご自身で何度も引き出しに来られていますよね?」
頭の中が真っ白になった。
私はそんなことをしていない。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=LbyLR9xV5U0&t=3s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]