またか――。
山奥にある作業場へ向かった俺は、見慣れた光景を前に思わずため息をついた。
俺は林業を営んでいる。普段は木の管理や伐採、運搬作業などでこの山に入っているが、ここ最近、頭を悩ませている問題があった。
それは、私有地への無断駐車だった。
山の中にある広場。そこは作業用の資材置き場として俺が管理している土地だ。しかし、看板を立てても、注意書きを置いても、一部のキャンパーは勝手に車を停め、まるで自分たちのキャンプ場のように使っていた。
その日も、現場へ到着すると数台のキャンピングカーが並んでいた。
「またか……」
近づいてみると、若い男と中年の男が楽しそうに会話している。
「ここ、本当に最高っすね! 人もいないし、穴場キャンプ場って感じですよ!」
そう話していたのは田口という青年だった。SNSで知り合った先輩キャンパー、マキオキャンプとガテンの虎という男たちと一緒に来ているらしい。
「おい、ここは私有地だぞ」
俺が声をかけると、マキオキャンプは悪びれる様子もなく笑った。
「まあまあ、空いてるんだからいいじゃないですか」
「そうですよ。山はみんなのものじゃないですか」
その言葉を聞いて、俺は呆れた。
山は自然のものだ。しかし、土地には所有者がいる。
管理している人間がいる。誰かの仕事場を勝手に使っていい理由にはならない。
「そういう問題じゃない」
何度説明しても、彼らは聞く耳を持たなかった。
「話しても無駄か……」
俺は警告文を残し、その場を後にした。
やるべきことはやった。
それでも、彼らは反省しなかった。
数日後。
林業の繁忙期を迎え、俺はいつものように山へ向かった。
すると――。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=-gXzbuPFTGA&t=8s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]