私は恵み。夫の郁人とは三年前に結婚し、昨年、待望の娘・愛が生まれた。
愛が生まれてからの毎日は、想像していた以上に忙しかった。夜中に泣けば起きてミルクを作り、おむつを替え、寝不足のまま朝を迎える。育児は決して楽ではない。
それでも、愛の小さな笑顔を見ると、不思議と頑張れた。
「お腹空いたのかな? 大丈夫、ママがいるよ」
そう声をかけながら、私は毎日娘のお世話をしていた。
しかし、愛が生まれて半年が経った頃、私の中にある不満は限界まで膨らんでいた。
原因は、夫の郁人だった。
「ただいま。腹減った。ご飯まだ?」
仕事から帰ってきた郁人は、疲れた顔をしながらソファに座る。
「今作るから、その間だけ愛を見ていてくれる?」
私がそうお願いすると、郁人は露骨に嫌そうな顔をした。
「え? 仕事から帰ったばかりなんだけど」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が痛くなった。
「郁人だって愛の父親でしょう? 少しは育児をしてよ」
「してるだろ」
「どこが? おむつ替えたことも、ミルクを作ったことも一度もないよね」
「抱っこくらいはしてるだろ」
「私がお願いした時だけでしょ。自分から愛を抱こうとしたことなんてないじゃない」
郁人はため息をついた。
「仕方ないだろ。俺は仕事で疲れてるんだよ」
その言葉に、私は思わず言い返した。
「私だって疲れてるよ」
すると郁人は、信じられない言葉を口にした。
「でも恵みは家にいるだけじゃん」
その瞬間、心の中で何かが崩れた。
私は育休中だから家にいる。でも、決して休んでいるわけではない。
一日中、泣く娘を抱き、食事も睡眠も自分のタイミングでは取れない。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=wWo4WGvA0lk,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]