私が契約している月極駐車場に、知らない車が停まっていた。
最初は「たまたま間違えたのかな」と思った。
駐車番号も確認した。
間違いなく、私が毎月料金を払っている場所だった。
その日は仕方なく、管理会社へ連絡し、注意してもらった。
しかし、数日後。
また同じ車が停まっていた。
しかも今度は、まるで自分の場所かのように堂々と。
私は車のナンバーを写真に残した。
停車していた日時もメモした。
「これ以上続くなら、何か対策をしないと」
そう思い始めた。
私はこの駐車場を契約してから、もう数年になる。
通勤で毎日使う大切な場所だった。
朝は時間との勝負。
帰宅して疲れている時に、自分の駐車スペースが使えない。
そのストレスは想像以上だった。
最初の時は、車のワイパーに丁寧なメモを挟んだ。
「こちらは契約済みの駐車場です。ご確認ください」
強い言葉は使わなかった。
相手が勘違いしているだけかもしれないと思ったからだ。
しかし翌日。
駐車場を見ると、メモは地面に丸めて捨てられていた。
そして車は、また同じ場所に停まっていた。
「さすがに偶然じゃない」
そう感じた。
2回目。
3回目。
同じ車。
同じ場所。
同じように何事もなかったかのように停めている。
私は車内から状況を確認し、写真を残した。
日時。
車両。
駐車位置。
すべて記録した。
それでも相手は変わらなかった。
むしろ、こちらが何もしないと思っているようだった。
「紙を貼っても意味がない」
私はそう判断した。
怒鳴り込むことも考えた。
でも、感情的になればこちらが不利になる可能性もある。
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