閉店作業をしていた夜、スタッフの一人が慌てた顔で戻ってきた。
「また、停まってます」
その一言で、胸の奥が重くなった。
私たちのリラクゼーションサロンは、建物の近くに7台ほど停められる駐車場を契約している。
お客様用でもあり、近隣店舗様にも月極でお貸ししている大事な場所だ。
工事業者さんが短期間だけ使いたい時も、きちんと連絡をいただき、日割りでお貸ししている。
もちろん、私たちは転貸可能な契約を結んでいる。
だからこそ、誰がいつ使うかを管理しているし、皆さんきちんと料金を払って利用してくださっている。
それなのに、また無断駐車だった。
駐車場の端に、白い大きな車が堂々と停まっていた。
隣の建物を事務所か物置のように使っている会社関係の車らしい。
以前も同じことがあった。
その時は口頭で注意した。
相手は「看板がなかったので空き地だと思った」と言った。
こちらにも落ち度がなかったとは言い切れない。
だから、その時は強く出なかった。
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