朝、玄関を開けた瞬間、目の前の光景に固まった。
ドアの前に、大量の荷物が積まれていた。
大きな段ボールが何箱も重なり、その上に紙袋まで置かれている。
一瞬、夫が何かまとめ買いでもしたのかと思った。
でも、伝票を見た瞬間に違和感を覚えた。
名前が、私ではない。
住所も、よく見ると番地が少し違う。
つまり、誤配だった。
普段なら、配送会社に連絡して終わりにしていたと思う。
でも、その日は朝から予定が詰まっていた。
しかも私は臨月。
お腹はもう大きく、靴を履くだけでも一苦労だった。
それでも、このまま玄関前に置きっぱなしにしておくのは気が引けた。
もし中身が大事なものだったら。
もし雨が降ったら。
もし本来の家の人が「届いていない」と困っていたら。
そう思うと、見なかったことにはできなかった。
配送会社に電話をかけたけれど、すぐにはつながらない。
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