「今回料金、260,167円」
9月分の通知を見たとき、私は桁を数え直した。
水道料金が153,450円、下水道使用料が106,717円。合わせて260,167円だった。
普段の支払い額とはまるで違う。
検針票を見ると、前回のメーター指針は364m³、今回は880m³。使用水量は516m³と印字されている。
「516m³? 何かの間違いじゃないの?」
そう口に出したものの、どこで確かめればいいのか分からなかった。
庭で大量に水をまいた覚えも、蛇口を開けっ放しにした覚えもない。
まず頭に浮かんだのは、どこかの配管からの漏水だった。
私は水道設備屋さんに来てもらい、検針票を渡した。
「この金額を見てください。表の配管が破れているんでしょうか」
「先にメーターと、見える範囲の配管を確認しますね」
家の蛇口をすべて閉めた。洗濯機も使っていない。
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