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19時に帰宅した私へ、定年夫「こんな物を食わせるのか?」私「分かりました」→家事を週30時間と記した一覧表を見せると夫は黙り込み…
2026/08/25

夫が定年退職してから、食卓での文句が急に増えた。

「味噌汁がぬるい」

「また惣菜か。手抜きだな」

「冷凍食品は体に悪いからやめろ」

私はまだ週5日、朝から夕方まで働いている。

それでも帰宅後に洗濯物を取り込み、風呂を洗い、夕食を作っていた。夫は一日中家にいるのに、ソファに座ってテレビを見ているだけだった。

ある晩、残業で帰宅が19時を過ぎたため、私はスーパーで焼き魚と煮物を買って帰った。

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夫は食卓を見るなり、不機嫌そうに箸を置いた。

「定年まで働いた俺に、こんな物を食わせるのか?」

「あなたも一日中家にいたでしょう。ご飯くらい炊いてくれてもよかったんじゃない?」

すると夫は鼻で笑った。

「料理できるお前がやればいい。俺はやったことがないから無理だ」

その言葉で、私の中の何かが切れた。

私は静かに夫の前の皿を下げた。

「分かりました。料理できる私が、自分の分だけ作ります」

翌朝から、私は夫の食事を作るのをやめた。

夫は最初、冗談だと思っていたらしい。

「俺の朝飯は?」

「自分でお願いします」

昼はカップ麺、夜はコンビニ弁当。3日目には「冷蔵庫に何もない」と怒り出した。

だが、冷蔵庫には卵、野菜、豆腐、肉が入っていた。

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「何もないんじゃなくて、調理された物がないだけでしょう」

私はそう答えた。

1週間後、夫はレシートの束を見て驚いた。外食と弁当だけで1万円以上使っていたのだ。

「食費がかかりすぎる」

「それは自分の分よ。お小遣いから出してください」

さらに私は、これまで私が負担してきた家事を書き出した。

買い物、調理、食器洗い、洗濯、掃除、ゴミ出し。

全部で週30時間近くになった。

「退職したのは会社からであって、家庭からではないでしょう」

夫は何も言い返せなかった。

それから数日後、帰宅すると台所から焦げた匂いがした。

夫が料理本を広げ、味噌汁と卵焼きを作っていた。卵焼きは形が崩れ、味噌汁は少し濃かった。

夫は気まずそうに言った。

「毎日作るのが、こんなに大変だとは思わなかった。

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悪かった」

私はすぐには元通りにしなかった。

これからは朝食を夫、夕食を交代制にすること。料理をしない人が食器を洗うこと。惣菜や冷凍食品にも文句を言わないこと。

その3つを約束してもらった。

半年後、夫は味噌汁を作り、魚まで焼けるようになった。今では私が残業の日には、夕食を用意して待っている。

先日、夫が温めた味噌汁を私の前に置きながら言った。

「ぬるかったら、温め直すよ」

私は笑って首を振った。

「大丈夫。今日のはちょうどいい」

夫に必要だったのは、豪華な手料理ではない。

誰かが作ってくれることを当然だと思わず、自分も家庭を支えるという意識だった。

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