朝から冷蔵庫内の整理作業をしていた時だった。
スタッフが慌てた様子で私を呼びに来た。
「すみません、ちょっとトイレ見てもらえますか」
何か詰まったのかと思いながら店へ戻った。
ところがトイレの扉を開けた瞬間、私は固まった。
床一面に白い陶器の破片が散らばっている。
大きなものは手のひらほど。
小さな欠片は数cmにも満たず、床の色と重なって見えにくい。
視線を上げると、トイレタンクの上部がむき出しになっていた。
陶器製のふたが丸ごと割れていたのだ。
「誰がやったの?」
スタッフが入口を指した。
そこには、かなり酔った様子の男性がいた。
しかも事情を説明するでもなく、そのまま外へ出ようとしている。
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