友人が彼氏の家から戻った翌朝、鏡を見て異変に気づいた。
耳の下から首筋にかけて、青紫色の細長い跡が残っていた。
中央は少し黄色く、周囲には薄い赤みもある。
「虫に刺されたのかな」
最初はそう思ったらしい。
しかし、かゆみはまったくない。
代わりに、指で押すと打撲のような痛みがあった。
私が写真を見せてもらうと、一般的な発疹というより、皮膚の下で色が変わっているように見えた。
「昨日、何かぶつけた?」
「覚えてない。彼氏の家で寝ただけ」
友人は彼氏へ写真を送った。
すると、
「キスマークじゃない?」
という返事が届いた。
前夜、ふざけながら首へ強く口を当てられたことは覚えていた。
ただ、長時間ではなかったという。
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