一度つまんだら、もう止まらない。そんな危険なおかずが、ちくわとおくらだけで簡単に作れてしまう。今回の主役は、外はカリカリ、中はサクサク、噛むほどに旨みが広がる「カリカリサクサクおくら」。ちくわのほどよい塩気と、おくらのやさしい青みが重なり、まるで夏の食卓に現れた最強の一品だ。
作り方のポイントは、衣にあえて少しだけ“だま”を残すこと。
普通ならなめらかに混ぜたくなるところだが、この小さなだまこそが揚げ焼きにした時、ガリッとした食感を生む。ちくわだけで作る時は、ちくわ自体の塩気で十分おいしく仕上がる。しかし、おくらが入ると全体の味が少しやわらぐため、塩味バージョンでは塩をひとつまみ、前回より少しだけしっかりめに加えるのがちょうどいい。さらに胡椒を加えれば、香りが立ち、つまみ感も一気に増す。
一方、唐揚げ風に楽しみたいなら醤油バージョンがおすすめだ。醤油を絡めることで、ちくわとおくらに香ばしさが加わり、食べた瞬間に「これはご飯にも合う」と感じる味になる。ただし、ここで気をつけたいのが水分量。おくらは時間が経つと少し水分が出やすく、醤油を加えるとさらに衣がゆるくなりやすい。
そのため醤油味にする時は、塩味より水をほんの少しだけ減らすのが大事だ。片栗粉を足して調整する方法もあるが、最初から水を控えめにしておくと、塩味と同じようなカリッとした衣に仕上がる。
ちくわとおくらは、もともと相性のいい組み合わせだ。ちくわにおくらを詰めて甘辛く煮たり、焼いたりする料理もあるが、衣をまとわせて揚げ焼きにすると、まったく違う魅力が出る。
ちくわの弾力、おくらのねばり、衣のザクザク感。この三つが一口の中で重なると、箸が自然と次へ伸びてしまう。
そのまま食べても十分おいしいが、マヨネーズを添えるとさらに満足感が増す。塩味の衣にマヨをつければ、居酒屋風の一品に。醤油味なら、唐揚げのような香ばしさにまろやかさが加わり、子どもにも喜ばれる味になる。後からマヨネーズやソースをつける予定なら、衣の塩分は少し控えめにしてもいい。
胡椒だけで香りをつけ、食べる時に好みの味で楽しむのもありだ。
夏野菜をおいしく食べたい時、おくらはどうしても脇役になりがちだ。しかし、このレシピなら堂々の主役になれる。揚げたてはもちろん、少し冷めてもカリッとした部分が残り、弁当のおかずにも向いている。特別な材料はいらない。ちくわとおくら、少しの調味料、それだけで食卓の空気が変わる。
塩味でシンプルに楽しむか、醤油で唐揚げ風に仕上げるか。どちらを選んでも、最後に残るのは「もっと作ればよかった」という後悔かもしれない。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=3qp3t7wQnn4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]