その日、私は久しぶりに食べ放題の店を訪れた。
目の前には肉料理、サラダ、揚げ物、デザートまで並んでいる。
空腹だった私は、最初から皿いっぱいに料理を盛った。
食べ終えるとすぐに次の皿を取りに行き、ご飯も何度かおかわりした。
周囲の視線など、ほとんど気にしていなかった。
そんな私の姿を、数席離れた場所から見ていた人がいた。
落ち着いた服装の、見知らぬおば様だった。
何度か目が合ったが、穏やかに笑っていたため、私も軽く会釈をした。
食事を終えたらしいおば様は、席を立つと私のテーブルへ近づいてきた。
「突然ごめんなさいね」
そう言って、白い封筒を差し出した。
「えっ、私にですか?」
私が戸惑っていると、おば様は小さくうなずいた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください