私たちの平穏な家庭を壊したのは、義弟嫁の美里だった。
結婚して三年。私は35歳の主婦で、夫の良一と義両親と一緒に暮らしている。
義父は地元で長年愛される会社を一代で築き上げた人物だった。現在は夫の良一に経営の多くを任せ、本人は第一線から退きつつあるものの、代表取締役として会社を支えている。
私は会社経営には関わらず、将来会社を支えるために法律の勉強を続けていた。
義両親との関係も良好だった。
特に義母は、本当の娘のように私を大切にしてくれていた。
そんな平和な生活が変わったのは、義弟の辰樹が美里と結婚してからだった。
美里は結婚した時にはすでに妊娠しており、結婚から二ヶ月後には男女の双子を出産した。
一方、私と良一には子供がいない。
ただし、それには理由があった。
良一に先天的な問題があり、子供を授かることができないと分かっていたのだ。
私たちは結婚前に検査を受け、その事実を二人で受け入れた上で夫婦になった。
義両親もすべて理解してくれていた。
しかし、その事情を知らない美里は、ある日突然、私に言った。
「お義姉さんって、もう30歳過ぎてるのに子供いないんですよね?どうしてですか?」
また始まったか、と思った。
周囲から「子供はまだなの?」「長男の嫁なら跡継ぎを産むべき」と言われることには、もう慣れていた。
だから私はいつものように笑って答えた。
「こればかりは神様に任せるしかないからね」
すると美里は、信じられない言葉を口にした。
「つまり、お義姉さんって女としても妻としても欠陥品ってことですよね?」
一瞬、耳を疑った。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=sE1HeCDJC-M,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]