私の42歳の誕生日、夫の拓也が差し出してきた箱の中には、指輪でも花束でもなく、記入済みの離婚届が入っていた。
「誕生日プレゼントだ。俺の両親も大喜びで証人欄に署名済みだぞ」
拓也はソファにふんぞり返り、義父と義母も隣でにやにや笑っていた。
「これでやっと、できの悪い嫁を追い出せるわね」
義母の一言で、私は胸の奥がすっと冷えていくのを感じた。
結婚して15年。
私はこの家で、嫁として家事をし、義両親の通院に付き添い、拓也の浪費の穴埋めまでしてきた。
それなのに彼らは、私をただの使用人のように扱った。
「早く署名しろよ。家は俺たちが使う。お前は荷物だけ持って出て行け」
拓也は当然のように言った。
私は離婚届を見つめ、思わず笑いそうになった。
彼らはまだ知らない。
この家が、誰のものなのかを。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=wPkKThf5o88,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]