人生には、血の繋がりすら無意味に思えるほどの冷徹な瞬間が存在する。 私には二人の息子がいる。すべての始まりは、数年前、長男・大介が結婚を決めたときのことだった。
顔合わせの席で、長男のお嫁さんである美咲さんと、彼女の両親から、信じられない言葉を突きつけられたのだ。
「私たちは無駄な付き合いを好みません。冠婚葬祭以外では、一切連絡してこないでくださいね」
美咲さんの母親が「自分が嫁姑問題で相当苦労したから」という独りよがりな理由を並べ、執拗に釘を刺してきた。困惑しつつも、私は「息子夫婦の独立のため」と自分に言い聞かせ、その理不尽な要求を受け入れることにした。
しかし、彼女たちの態度は「距離を置く」というレベルを遥かに超えていた。 ある日、実家に長男宛てのハガキが届いたため、親切心から彼のスマホに連絡を入れたときのことだ。なぜか電話に出た美咲さんは、第一声から露骨に不機嫌そうな声をあげた。
「……何ですか?」 「あ、美咲さん? 大介宛てにハガキが届いていてね」 「あ、そうですか」
氷のように冷たい、けんどんな返事。そして、こちらの言葉が終わる前に、深いため息とともに電話は一方的に切られた。
あまりの非礼さに耳を疑った。
後日、ハガキを取りに来た長男に、夫と二人で「あの態度はどうなのか」と問い詰めた。だが、長男は反省するどころか、ヘラヘラと笑いながらこう言い放ったのだ。
「美咲が決めたルールなんだから、従えよ。文句言うなよ」
極めつけは、その半年後だった。 何の前触れもなく、「子供が生まれた」と一枚の連絡が届いた。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=5uXCOTU5MgI,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]