朝の駅の階段で、娘の琴音が転げ落ちた。
その知らせを受けた瞬間、俺の胸は凍りついた。
俺は三浦宗介。
ITサービス会社を一代で大きくし、今は新しい会社の社長として再出発している。
金はある。
地位もある。
だが、3年前に妻を病で亡くしてから、俺の世界で本当に大切なのは5歳の娘だけだった。
その琴音が、人混みの中で階段から落ちかけた。
手を引いていたベビーシッターの朋美さんも、とっさに捕まえきれなかったという。
その時、見ず知らずの青年が叫んだ。
「危ない!」
青年は自分のカバンを放り出し、迷わず琴音へ飛び込んだ。
小さな体を両腕で抱きしめ、自分の背中と右腕で階段の角を受け止めながら、数段を転げ落ちた。
琴音は無傷だった。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=9paQm2UbaLc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]