仕事中、突然体調を崩した俺は、上司に事情を話して早退することになった。
いつもなら帰宅する時間ではない昼過ぎ。疲れた体を引きずるようにアパートへ戻り、玄関のドアを開けた瞬間、違和感を覚えた。
そこには、見覚えのない男物の靴と、俺の婚約者であるA子の靴が並んでいた。
「……誰か来ている?」
最初は友人でも遊びに来ているのかと思った。
しかし、部屋に入った瞬間、その考えは一瞬で消え去った。
床には脱ぎ捨てられた服が散らばり、リビングには女性物と男性物の衣類が無造作に置かれていた。
そして、奥の風呂場から聞こえてきたのは、知らない男の笑い声だった。
「まさか……」
頭の中が真っ白になった。
俺の家の風呂場で、俺の婚約者が、知らない男と一緒にいる。
理解した瞬間、怒りが込み上げてきた。
叫びたい気持ちもあった。ドアを開けて問い詰めたい気持ちもあった。
だが、俺は冷静になることを選んだ。
証拠もないまま感情だけで動けば、逆にこちらが悪者にされる可能性がある。
俺は静かに風呂場の前へ向かい、近くにあったソファーを移動させた。
そして、簡単には動かせないように重たい荷物を上に置いた。
これで、二人がすぐに出てくることはできない。
その後、部屋の中を確認していると、テーブルの上に二人分のスマートフォンが置かれていることに気づいた。
偶然なのか、どちらもロックが解除されたままだった。
俺は迷ったが、中身を確認した。
すると、男のスマホには衝撃的な内容が残されていた。
男には婚約者がいた。
しかも、結婚式まで3カ月後に控えている女性がいたのだ。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=xEsU1fOJRWQ,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]