20時40分、仕事から帰宅すると、自宅のドアノブに茶色い紙袋がかかっていた。
宅配便の置き配でも、知人からの差し入れでもない。
送り主の名前はどこにもなかった。
不審に思いながら袋を開けると、中には丸められたティッシュが大量に詰め込まれていた。
どれも使用済みに見える。
私は気持ち悪さに耐えられず、そのままごみ袋へ捨てようとした。
すると、ティッシュの間から便箋が落ちた。
一番上には、私の名前が書かれている。
「ぼくは君のことばっかり考えてるよ」
「風呂に入っている時も、トイレに入っている時も、寝ている時も」
「ずっと君が好きだよ」
読み進めるほど、手が震えた。
最後には、紙袋の中のティッシュが、自分がどれほど私を考えていたか表すための物だと書かれていた。
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