余命宣告を受けることは、決して喜ばしいことではありません。しかし、末期ガンと闘っていた夫・三郎の元に現れた長男の嫁・かなみは、あろうことか「余命宣告、おめでとうございます! 保険金はいくらもらえるんですか?」と、信じられない言葉を投げつけたのです。
その時、私の頭の中を駆け巡ったのは、小学生の頃から続く三郎との長い月日でした。
三郎とは近所の幼馴染でした。中学生で彼が引っ越してしまった後、私たちは数十年の時を経て、教員として同じ学校で再会しました。あの頃の淡い初恋は、再会を機に急速に燃え上がり、私たちは結婚。
不妊治療の末に二人の息子、俊樹と宇太郎を授かりました。平凡ながらも温かな家庭。夫は教員として、私は妻として、お互いを支え合って生きてきました。しかし、夫が定年を目前にした頃、突然の「ガン宣告」が私たちを襲いました。
夫の病状は深刻で、余命を宣告されました。私たちは子どもたちには隠し通そうと決めましたが、長男・俊樹の嫁であるかなみだけは違いました。
彼女は三郎が闘病中だというのに、見舞いに来るたびに「保険金がいつ下りるか」「遺産はどうなるのか」と、そればかりを口にするようになったのです。
かなみは生命保険のプランナーをしていた時期があり、とにかく金銭に執着する女性でした。夫の病状を「お得なイベント」か何かのように扱い、私が耐えがたい屈辱を感じていたのは言うまでもありません。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yP7xRu92mXU,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]