私は48歳で、地方にある小さなスーパーマーケットの店長として赴任しました。
その店舗は、不思議な店でした。
場所が特別悪いわけではありません。周辺には住宅もあり、来店するお客様の数も、近隣の競合スーパーに決して負けていませんでした。
それなのに、なぜか長年ずっと赤字が続いていたのです。
前任の店長から引き継ぎを受けた時、私はある違和感を覚えました。
午前中の売り場を実質的に仕切っていたのは、勤続12年のパートリーダー、田村さんでした。そして、その周囲にはいつも同じ顔ぶれのパートさんたちが集まっていました。
詳しく話を聞いてみると、以前の店長はシフト作成を田村さんに任せきりにしていたそうです。
田村さんが作った勤務表を店長が確認し、印鑑を押すだけ。
つまり、店舗運営の一部が長年にわたって特定の人に握られている状態でした。
実際に現場へ立つと、さらに気になることが見えてきました。
レジにはお客様の列ができている。
しかし、なぜか忙しい時間帯になると、決まって誰かがいなくなるのです。
「少し休憩してきます」
「トイレに行ってきます」
理由はそれぞれでしたが、その間、残ったスタッフが必死に対応していました。
一方で田村さんは、毎日のように事務所のパソコンの前に座っていました。
何をしているのか確認すると、発注データの入力作業をしていました。
私は声をかけました。
「その作業、私も手伝いましょうか?パソコン操作は得意なので」
すると田村さんは笑顔のまま答えました。
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引用元:https://www.youtube.com/shorts/1PfeEC63pPg,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]